世界最古のスポーツトロフィー、コロナ禍で盛大に!

近代オリンピックより45年も早くから
世界最古のスポーツトロフィーが行われています。
アメリカスカップというヨットレースです。

ヨットは風だけで進む船のこと。
今年行われた最新のレース艇(AC75)は
風速の3倍!の速度で海の上を疾走します。

私、ヨットレースで全国4位(微妙な順位だけど)になったことがあります。
当時は実業団に進んでヨットに乗り続けるという選択肢もありました。
随分前から乗っていませんが、ヨットにはずっと深い愛情を持っています。

今年行われたアメリカスカップは
ニュージーランドのオークランドで行われました。

2021年3月17日。世界はコロナ禍の真っ最中というのに
コロナ禍で超過密な表彰式が以前と変わらず行われました。

 

 

一年前、完全なロックダウンを英断したニュージーランドは
現在1日平均3人!の感染者数に押さえ込んでいるらしい。

表彰式を見てもらえば
勝利に歓喜する聴衆は一人としてマスクをせず
選手たちはカップに入れたシャンパンを回し飲みする人たちの
喜びのエネルギーが伝わってくることが分かります。

これは並大抵ではない感染対策の結果ではあるし
数百人規模の比較的小規模で運営している大会とはいえ

世界の祭典オリンピックを控えた日本が
開催するという本気度が高ければ
国内外の英知を集結して「英断」する姿が見られたはずだなーと
呟くことしかできない自分の無力を知りながら思うのです。

ともあれ世界最古のスポーツトロフィーがちゃんと行われ
人の知恵が紡ぎ出す最高峰のテクノロジーによって
アスリートの手と風だけで時速80kmで海面を疾走するヨットが
なんと美しいことか。

真剣に取り組んだ末の歓喜が
なんと美しいことか。

感動で胸がじ〜んとしています。